以前に長野県でヘリによる山岳救助を有料化するか検討したときがあった。 長野県に要請すれば無料で、民間に依頼すれば有料になるという不公平さや、安易なヘリ救助要請が多すぎるということから、有料化の必要性を 話し合ったのだ。釣りや川遊びでの救助が無料なのに山岳遭難だけ有料にするのは公正性を欠く、本当に救助が必要なケースで救助要請を躊躇するおそれがあるといった意見が出て結果は現在も無料。 埼玉県は、平成30年から県防災ヘリで救助した登山者から手数料を徴収する条例を施行する。5分の飛行で5,000円。有料化は埼玉県内6区域と限定されているらしいが、 良い取り組みだと思う。
長野県はかつて入山届の提出を義務付けるかという検討を行ったこともあった。 長野県への訪問者が減るという理由で、登山届の義務化はしなかったが、岐阜県が登山届の義務化を図ることによって長野県も登山届の義務化を再検討した。現在は指定登山道を歩く場合は提出を義務付けている。
後手に回る長野県。ヘリ救助費用の有料化はどうなるのか?
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