相続の依頼に来たYさんとは、5年ぐらい前からの知り合い。知り合いというだけで個人的なことは何も知らなかった。だからYさんの父親が亡くなったことも知らなかった。 Yさんは母親を早い時期に亡くし、大学生活を終えてからはずっと父親と二人で暮らしてきた。 特に喧嘩をするでもなく、父親が現役を退いてからはあまり会話があるわけでもない生活が続いていた。 Yさんの父親に対する想いは深かった。それだけに父親を亡くして2ヶ月が経過した今、もっと父親に対してこうしてあげればよかった・・・という思いが日々強くなってきているそうだ。
9月中の相続税申告予定件数は5件。 昨夜は、そのうちの1件の案件で、相続人に集まってもらい、不明点を確認してもらった。終了したのは夜の10時近く。ここでも被相続人Oさんの相続人のお互いに思いやる姿にふれた。
相続の仕事をしていると、いろんな人生に出会うことができる。そして何気ない相続人の一言が心に残ることもある・・・。 |