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Tさんが事務所に2年ぶりにやってきた。 Tさんは相続で取得した不動産を手放し、その申告を2年前にしているのだ。
久しぶりにお会いしたTさんはすごく元気そうだった。 「お変わりなく元気にお過ごしでしたね?」というと、Tさんは「ええ、何とか生きてきました。」という。 Tさんは私と同世代で何年にも前に離婚し、今は一人で生活している。二人の子供は、親権者が父親になったが、今では成人した長男は父親と一緒に生活をし二男はTさんの近くで独身生活を楽しんでいる。息子たち二人は時々一緒にご飯を食べてくれると、Tさんは嬉しそうに話してくれた。
そんなTさんは、わが事務所でお出しするお茶を楽しみにしている。 「このお茶が飲みたかったのよ。あ〜美味しい。」と私まで幸せになるくらいの幸せそうな表情をしてくれた。 普段はあまり外に出ることも少ないTさんにとって、1杯のお茶と同世代の同性同士の話は、日常生活にちょっと光が当たったかもしれない。それも私の役目だと思っている。
事務所にやってきた目的の本題は、遺言書を作成したいということだ。公正証書遺言をお勧めした。 |
05:37, Thursday, Oct 27, 2016 ¦ 固定リンク
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