新任調停委員懇談会に呼ばれた。先輩調停委員としての経験談を話してほしいということだ。
どうやら私は平成13年4月から家事調停員を、平成14年10月から民事調停員を担当していたらしい。あっという間の15年だった。
振り返ってみると、調停委員の仕事を始めてからの自分の人生がすごく広がったような気がする。税理士業においても仕事の幅が広がり深まった。 実際に調停の場では難しいことが沢山ある。 当事者地の信頼関係を築くこともその一つである。当事者双方に偏りがなく聞く耳を持っているという信頼をしてもらえるか。当事者の痛みを和らげてくれると思わせるものがあるか。 調停はみんなで手作りですすめていく。そして完成品を目指していくのだ。
自分自身の振り返りにもなった懇談会だった。 |