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10年近く後見監督人をやっている。 被後見人はWさんという95歳の女性。後見人はNPO法人である。
毎月後見人から送られてくる後見事務報告書を見ていると、Wさんに対して手厚い看護をしている様子が良く分かる。 Wさんは施設に入所しているが、施設から呼び出しがあるたびに、後見人は夜中でも駆けつける。 Wさんの見守り日誌も私の所に届くが、「Wさんの希望で外へお茶を飲みに行って、大好きなプリンを喜んで食べました。」なんていう記録があると、その情景が目に浮かんだりして嬉しくなるのだ。
4月はWさんの1年間の後見監督事務報告書の提出の月である。 後見人から1年間総まとめの報告書が届いた。その報告書の中にWさんの写真が入っていた。 Wさんとは2度ほどお会いしている。 裁判所に後見監督人候補者として申立てするときと、後見監督人に選任された時だ。 あの頃のWさんが、ちょっと歳をした感じだが写真に写っていた。すごく可愛らしい感じで・・・。
後見人も後見監督人もWさんの最後までの見守りを行う。 これから先何年続くか分からないが、今後も後見監督人としてWさんや後見人に寄り添っていきたいと思っている。
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05:32, Wednesday, Apr 20, 2016 ¦ 固定リンク
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