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『最近の悪質商法の手口と対処方法』というセミナーがあった。 長野県北信消費者センターの青木氏が講師となって話をしてくれた。消費者センターの話を聞いたのはこれで2回目である。 非常に興味深く、すぐにでも役立つことであるので結構人気だ。
平成27年7月現在においての1月からの特殊詐欺合計(長野県)は158件。 件数として一番多いのがオレオレ詐欺73件、架空請求詐欺(支払え詐欺)45件、還付金等詐欺(返します詐欺)19件となっている。 被害者の年代では、圧倒的に70代以上が多く、全体の72%を占めている。
医療費等の還付金詐欺の相談事例としては次のような事例を挙げていた。 『合同庁舎の職員を寝載って電話があり、「医療費の還付金の郵便を送ってあるが、期日までに返事がなかった。払戻金の受け取り期日は今日までなので、近くのコンビニに出かけて、ATMの前から指定の電話番号へ連絡するように」と指示された。』
市役所、税務署、社会保険事務所等の職員を名乗り「医療費のの還付金の手続きをする」とか「税金の還付金がある」などとの電話はあり得ないのでご注意。 還付金がATMで支払われることはない。
被害者の意識調査をしたらこんな結果が出た。 特殊詐欺を知っていた・・・9割 自分は騙されないと思っていた・・・8割 つまり周知は進んだが「ひとごと」と思っているのが実情だ。これを非現実的楽観主義という。
長野県においては、新幹線沿線地域の高齢者が被害にあっている割合が多い。具体的には、長野市、上田市、千曲氏、飯山市である。
「特殊詐欺、ひとごとじゃない!キャンペーン」を平成27年12月31日まで行っており、例えば、親子で「愛(合)言葉」を決める→紙に書く→子供や孫の写真を一緒に張る→見やすいところに貼るなどの工夫をして自己管理をしていくことも大切である。
あっという間の30分であった。
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05:28, Wednesday, Sep 02, 2015 ¦ 固定リンク
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