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昨年から沢登を始めて、2回目に行った沢が黒沢だった。 まだ初心者なので、笹ヶ峰から黒沢橋までの遡行であったが、すごく感激した。
そして少し経験を積んだので、今度は黒沢橋から黒沢湿原まで遡行をしてみたいと思っていた。 そのチャンスが意外にも早く訪れたのだ。
天気は曇り。前日も雨は降っていない。登山指数はA。 じゃあ〜行ってこようか!なんて前夜に決定し、日本登山体系やネットで情報を収集し、朝ゆっくりと家を飛び出した。
日本登山体系によると遡行時間は2時間ぐらい。笹ヶ峰から黒沢橋までは標準時間約1時間で、脱渓の黒沢湿原から笹ヶ峰までは標準時間3時間弱だから7時間あれば余裕だろう・・・なんていう計算。
さすが火打山は人気の山だ。笹ヶ峰駐車場は結構一杯だった。火打山を目指す登山者を何人か追い抜きながら、40分で黒沢橋へ。 調子いい。
河原に下りて沢の支度を整えた。水が冷たい。すぐに慣れるだろうが、心なしか少し水量が多い気がする。 黒沢沢登りスタート! 心は弾む。曇ってはいても気温が高く、シャワーも気持ちがいい。
やがて現れた柱状節理。木が邪魔して一部しか見えなかったが、その姿は素晴らしい。登山道で行けばちょうど十二曲りのあたりになる。 滝を乗越したら、そこには4人パーティーがいた。 「ここからも進むのですか?」と聞かれ「もちろん」と。 彼らはここで引き返すという。なんとなく雲が立ち込めてきたので、もし雨が来たらエスケープできないからという。 それを聞いてちょっと躊躇したが、気を取り直して先に進んだ。
楽しい滝がたくさんあった。ナメも出てきた。 気になる雲は?というと、気が付いたら立ち込めていた雲の上に自分がいて、青空も見えだした。 こうなるともう余裕。
やがて水量が少なくなりだし、傾斜もゆるくなり、登山道から流れてきていた歩道の残骸を見送ると、黒沢湿原に飛び出した。 予定通り約3時間で脱渓。
陽も差して暖かい中を沢装備を解いた。 ここでビールタイム。妙高からやってくる登山者と言葉を交わしながら、今遡行してきた黒沢を思い浮かべる。 引き返した4人パーティーはどうしたか・・・・かな。富山から来たといっていたが。
しばし休憩を取った後、笹ヶ峰を目指して下山。
休憩時間を含めた1日6時間の行程は非常に満足いくものだった。
黒沢橋。ここから入渓。
少し水量が多い気がする。
素晴らしい渓相が続いていく。
どこを突破するか!なんて楽しいのだ。
柱状節理
ナメも出てきた。
右岸を登った。
ここは左岸。
中央突破。楽しくて仕方ない。
前回にもあったが、この穴の中で石が水にコロコロと洗われて丸くなるそうだ。
黒沢湿原に飛び出した。
湿原の中を登山道目指して歩いて行った。
新しい橋が設置されていた時点で脱渓。
入渓時点の黒沢橋まで戻った。
黒沢橋上からの入渓点。
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05:11, Monday, Aug 24, 2015 ¦ 固定リンク
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