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戸隠西岳P7〜P3
 十分楽しんだ山行は、ヘロヘロになり両腕がパンパンになるぐらいに過酷であった。
 戸隠西岳は本峰からP1〜P7へと続いている。そのうちP2〜P7は登攀するなら積雪期。・・・が今の時季にも多分可能、ということで一夜山のふもとから取り付いてみた。

 全て藪漕ぎである。
 藪漕ぎといっても笹とツタが絡まった激やぶ。これは大変だった。笹も背丈以上で密生している。両腕で平泳ぎをするように笹をかき分けて一歩一歩進んだが、距離を稼ぐのが困難だった。

 ルートは原則地図にあるゲジゲジマークに沿って登っていく。
 途中のピークには必ず立ち、そこからしか見ることのできないP1へと続く山並みや岩壁そして高度感を楽しんだ。
 この高度感は、蟻の戸渡以上だ。そして立ったピークはハングしているところが多く、今にも崩れるのではないかと怖かった。

 P3の直前で時間切れ。
 すでに12時を回っていた。7時間近く歩いてきた。復路も同じぐらいの時間がかかるだろうから、ここまでが限界。次回はもう一度P1からP3を狙おうと自分に言い聞かせ、そこで引き返した。残念であったが・・・。

 往復たくさんの花たちが迎えてくれた。これは驚きだった。そして多少の登攀技術も活かせた場所もあり、13時間による山の時間は今回も満足だった。

 しかし疲れた。





 この稜線沿いに登っていく。

RIMG1721b














 スタート地点は正面に見える一夜山の基部。

RIMG1723b














 飯縄山がいつも見えていた。

RIMG1726b














 あの稜線を行く。ピークはP6。

RIMG1727b














 P6が近づいてきた。

RIMG1728b














 P6を登りあげるにちょっとクライミング要素が。フリーで登るのはいいけれど、岩がもろくて怖い。ボロッと禿げれば下まで落ちてしまう。

 RIMG1734b














 振り返れば歩いてきた稜線と北アルプス。気持ちが和む。

RIMG1735b














 遠くにP3(地図上では第3峰となっている)が見えてきた。遠い。

RIMG1739b














 P4から振り返る。息をのむような岩壁が。その稜線を歩いてきた。

RIMG1744b














 P3と向かい合う。いよいよか。しかし時間が迫ってきている。

RIMG1759b














 先を急いだが、笹薮が半端じゃない。時間切れとなった。P3へと続く岩壁の前で終了ととした。

RIMG1763b














 ここからしか見ることのできないド迫力の岩壁。P4からの岩壁とUコル。

RIMG1774b
 
04:44, Monday, Jun 08, 2015 ¦ 固定リンク

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