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女医のM先生のところへ行った。決算の為である。 毎年5月には必ず出かけて行ってM先生といろんな話をする。それが私の楽しみの一つであり、M先生も楽しみに私を待っていてくれる。 年中行事だ。
M先生は少女の様な方だ。 年齢は77歳であるが、その立ち振る舞いは優雅で決して高齢であるようには見えない。そしてM先生の感性が本当に少女のように透き通っているのだ。
M先生は年を重ねた分人生の経験も人一倍積み重ねていて、だから話をしていても面白い。
グラスゴーの話をしたら「ああ、エジンバラの横よね!」と言葉が返ってくる。「横よね!」がいいのだ。
グラスゴーから列車で3時間かけてオーバンへ。そこから無人島へ行った話をしたらビックリされた。 「でもイギリスへ行ってなぜ無人島?」 いろんな人に無人島へ行った話をしたが、この反応は初めてだった。いいなあ〜。 目的はフィンガルの洞窟。メンデルスゾーンと同じ音を聞きたいことを言ったら「なら惹かれるわねえ〜」
のんびりと会話が進む。 お互いの心の琴線に触れることが多く、時間はあっという間に過ぎていくのだ。大切な時がまた刻まれた。
仕事は?同行した職員が黙々と仕上げてくれた。
事務所の庭に咲いたアメリカシャクナゲ
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05:32, Friday, May 22, 2015 ¦ 固定リンク
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