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残雪期ギリギリの時季に目指した山は、頚城の阿弥陀山南峰。1度挑戦しているが、時季が遅く敗退している。 なので前回より1カ月早めて阿弥陀山南峰を目指した。
雪解けが早いといっても豪雪地帯。まだ大丈夫だろうという期待があったが、結果は途中で断念せざるを得なかった。
南峰の基部の近い所まで残雪を繋いでやってきたが、目の前に大滝が現れそれ以上進めなかった。 滝がすごい音を立て落ちている。その滝を高巻くには、藪がひどすぎて無理だった。
ここまで!前回よりは阿弥陀山南峰に近づけた。しかしなかなかの難攻不落である。だからこそ面白い。 来年は3月が4月の早い時季に挑戦する予定だ。
吉尾平へ向かう林道歩きで姿を現した阿弥陀山は全く雪がついていなかった。 吉尾平から見た南峰の残雪状況から、どう攻め落とすか見極めて一歩一歩前へ進む。
かなりの急斜面を、ピッケルとアイゼンで登りつめていく。 目的の南峰の肩まで登りあげたときに、どこかで滝の音が聞こえる。残雪を繋げるために肩を少し下ろうと、尾根を乗越し南峰の正面に出たら、素晴らしい大滝が現れた。
・・・なんて楽しいルーファイをしながらの充実した1日だった。
阿弥陀山南峰。来年こそ待ってらっしゃい!
吉尾平へ向かう林道から、まず昼闇山(ひるくらやま)が現れた。
その右に鉢山
昼闇山(登攀済み)の全姿が現れた。
そして阿弥陀山。南峰は左。本峰(右)は既に登攀済み。
阿弥陀山の左に鉢山(登攀済み)
そして烏帽子岳(登攀済み)
吉尾平の小屋がやっと見えてきた。奥に見えるのは鉢山。
吉尾平は落ち着く空間が続く。ここでテントを張ると気持ちいいだろう。左から阿弥陀山南峰、阿弥陀山本峰、烏帽子岳。素晴らしいロケーションだ。
雪を繋いで高度を稼ぐ。このルーファイが面白いが、この急斜面には緊張した。アイゼンとピッケルは必携だ。
手前に前烏帽子(登攀済み)、その奥に鉾ヶ岳(登攀済み)
そしてやっと姿を現した南峰(奥中央)。ここからどう登っていくか。
この藪は行けない。この尾根を向こう側に乗越して残雪を繋いで行くか。どこかで轟音が聞こえる。滝の音だ。
現れた幻の滝。高低差50メートルはあるだろう。地図には載っていない。この時季だけの幻の滝かも知れない・・・なんて。
ここまでか。
素晴らしい山々が。左に昼闇山、右に鉢山、」その手前に小鉢山。
鬼ヶ面山(登攀済み)。
マンサクが咲いていた。
吉尾平に戻ってきた。
小屋を過ぎての林道歩き。タニウツギ。
山桜
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05:09, Monday, May 18, 2015 ¦ 固定リンク
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