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相続の手続きをするのに、金融機関からの残高証明書を取得することは絶対に必要。 なぜなら相続人が知りえない預金も、もしかしたらあるかもしれないからだ。残高証明書を取ってみたら、「あら、こんな預金もあったのね!」なんてことが度々ある。 そして各預金の過去10年の履歴。 たいていはそんなに長期間の通帳を保管していない。となると金融機関に依頼して、預金の取引履歴を出してもらうようになる。 ただこの預金の取引履歴の発行手数料がバカにならないのだ。 地元の第1地銀は、1口座につきいくらで、期間は関係ない。しかし1ヶ月いくらという金融機関もあるのだ。
相続人が自分で動ける場合はいいが、それが無理な場合は、相続人の委任状をもらって代理で残高証明書等を取得している。
今回相続の手続きでSさんの家を訪問した。 その際に取引銀行の担当者の来てもらい、その場ですべて必要な書類を依頼することができた。 各担当者と顔を合わせておくと、非常に仕事が運びやすくなる。何かと金融機関に問い合わせをすることが出てくるからだ。
Sさんのお宅を訪問した時に出迎えてくれた妻のKさん。 「先生大丈夫ですよ。私元気にやっていますから。」 Kさんは、哀しみの中にもいつもの輝きを曇らせないように明るく振舞っていた。
「周りの人は、落ち着くと寂しさが押し寄せてくるから・・・なんていうけれど、私は忙しいから大丈夫なの。先生心配しないでね。」
Kさんとの付き合いは長い。 気持ちをお互いに分かり合えることが多く、それだけにKさんの周りに対する気遣いに、逆に慰められた1日だった。
シャクナゲが咲いた。
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06:22, Saturday, May 16, 2015 ¦ 固定リンク
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