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大明神岳は剱岳北方稜線からちょっと外れた山だ。毛勝山へは登る人は多いが、登山道のない大明神山へはこの時季に登る人はチラホラ。 毛勝山へ登った時に気になっただけに、今回の連休の登山対象とした。本当は3日間で北方稜線をつなげたかったのだが、天気が1日足りなかったので急遽変更。
大明神山は、思っていたより難儀した。 雪解けが早く進み藪漕ぎ崖を強いられ、思わぬ時間がかかった。結構長い距離だった。そして下山ルートは複雑な地形だったので、自分の足跡とを忠実に引き返したが、融けて足跡が分からないところも多く、何度もルートを間違えた。GPSで修正しながらの下山は、かなり神経を使った。
そうした苦労の多い登山であったが、山頂で姿を現してくれた剱岳の雄姿に心躍る感動は何物にも代えがたいものだった。
林道は途中で止められている。すでに車が何台か。他の人たちは毛勝山だろう。多分大明神山はいない。
大明神山はここが分岐となって、さらに林道をひたすら歩く。
スタートから約1時間、尾根に取り付いてすぐにショウジョウバカマに出会った。
沢を詰めていくのだが、雪渓が薄くなっておりすぐに藪の中に逃げる。ここからの藪漕ぎは大変だったが、そのタブの中で出会ったイワウチワ。
春の花が咲きだしていたが、写真を撮る余裕なし。やっとブナ林に抜けた。
気持ちのいい空間である。
大明神山が見えてきた。
振り返って歩いてきた稜線を確認できた。
樹林帯を抜け出す。
本日の核心部。かなりの急斜面を登りあげなくてはならない。足を滑らすとそのまま谷底へ。緊張する場所だった。
山頂まで目視で約30分。これが長かった。
姿を現した剱岳。
これだけでも十分。
山頂へたどり着いた。山頂を示すポールが立っていた。
毛勝山と釜谷山
剱岳から大日岳とその手前に猫又山から大猫山への稜線が見えている。素晴らしい。ここらはすべて歩いている。
下山。林道から見えた大明神山が光っていた。
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05:43, Thursday, May 07, 2015 ¦ 固定リンク
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