雨が降る中、清水啓介氏の告別式があった。 たくさんのお花に囲まれた遺影は、生前の清水氏そのままだった。嬉しそうに笑っている写真だ。 清水氏を囲む花もピンク色が多く、生前に好んできたシャツの色だったそうだ。真っ白でないのがいい。
3月8日に旭日双光章のお祝いの会を開催され、多くの人たちがお祝いに訪れた。そしてその3日後方体調を崩し4月4日に亡くなった。 長男の慎介氏は「実に父らしいフィナーレだった。」という。 「病院から自宅に帰るときは桜が咲き始めていた。荼毘にふすその3日後は、桜は満開だった。桜の時季には父を思い出してほしい。」 長男の清水氏を見つめる想いは、この時に言葉になって現れた。 一言一言が、私同様みんな心に響いたと思う。清水家と長い間一緒に歩んできただけに、言葉にならない妻の和子さんの気持ちも伝わってくる。
告別式にも多くの人たちが最後のお別れにやってきた。清水氏は、社会に残したものもたくさんあったが、人々の心に残したものははかり知れない・・・のだ。 |