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こんな時でしか足を向けることがない刈羽黒姫山。 実は妙義にクライミングに出かけたが、天気予報と違って雨。せっかく出かけたのだから、高速でぐるっと回って柏崎まで行った。 そこには刈羽三山のうちの一つ刈羽黒姫山がある。地図がなかったが、いいチャンスと豪雪地帯の山を歩いてきた。
林道の除雪はまだ途中まで。 そこに駐車したが、実はその奥には集落があって、その集落の人たちは、冬場は下の集落に下りてきて生活をするらしい。春になり除雪も済んだところで我が家に戻る地域だ。 たまたまその集落の人が家の様子をみに来ていた。
その人の足跡をたどって、ショートカットで閉ざされた集落まで。 かなりの急斜面を難なく登っていくのは、さすが永年そこに暮らす人たちだ。
そこでカタクリの群生に出会い、豪雪地帯にも春が訪れているのを感じる。残雪量は人間の背丈よりも多いのに、山桜も咲いていた。
集落には神社があった。この集落の守り神なのだろう。何人かの住民が自分の家を目指して歩いている姿を見て、何となくほっとした雰囲気。 不思議な世界だった。
ここでたった一人の登山者に出会う。下山してきた。 「アルバイトを強いられたよ。」といわれ「有難うございます。そのアルバイトに感謝しながら、辿らせてもらいます。」 さすがトレースをたどるのは楽。
夏場はキャンプ場といわれるところを通過し、直接斜面に取り付きブナの間を気持ち良く歩きながら高度を稼ぎ、あっという間に山頂に到着した。 標高は低いが素晴らしい景色が広がる。偶然にも思い立って登った山であったが、拾いものだった。
除雪はここまで。この上の集落の人たちはここから急斜面を登っていく。そのトレースをたどる。
カタクリの群生に出会った。
山桜も咲いていた。
閉ざされた集落にたどり着く
目指す刈羽黒姫山が見えてきた。山頂は奥。
素晴らしい雪原が広がる。キャンプ場らしい。左の稜線を歩くのだろう。
雪原を詰めたところで振り返るとこんな光景が。
トレースをたどりながら、気持ちよく高度を稼ぐ。
素晴らしい天気。群馬が雨で新潟が晴れ!なんて珍しい。
ブナの中を抜けて間もなく山頂。
山頂小屋より高いところに立って、GPSで確認。
周辺の山が良くわからないが、これだけは分かった。米山だ。
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05:30, Sunday, Apr 05, 2015 ¦ 固定リンク
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