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間もなく相続税の申告期限を迎えるMさんのお宅を訪ねた。 仕事で行くのだが、私はM家を訪ねるのに密かな楽しみを持っている。それは相続人である84歳の妻のTさんが漬けた野沢菜だ。 一言でいうならば、こんなにおいしい野沢菜は初めて。色も青々としているし、柔らかくノリがあり、その味もしょっぱくなくまろやかな深さがあるのだ。 Tさんにとってもご自慢の野沢菜漬けだそうだ。
塩、野沢菜漬けの基、酒、みりん、白醤油でTさんの目分量と感で漬けるそうだ。その年のお菜や桶の状態で微妙に味が違うらしいが、毎年楽しみにしている人たちが多い。この野沢菜を目的にTさんを訪ねてくる人も結構いるらしい。
84歳という年齢を感じさせないTさんは、ずっと畑仕事をやってきた。今も現役で畑でいろんなものを作っている。 「今は何事もなく動けて畑に出るのが楽しみだけれど、今後動けなくなったら自分はどうなるだろうか・・・と最近考えるようになってきた。」 というTさん。 「おばあちゃん、そうしたらお友達とこうしてお話をすればいいじゃない。」 と長女のHさんは言う。
私は感動した。 84歳になるまで、自分が動けなくなることを考えずに人生を送ってきたことに。クヨクヨせずに体を動かす。みんなに喜ばれる野沢菜漬けを漬ける。(もちろんこれだけじゃないけれど)
申告が終了するまでに何回かM家を訪問するが、野沢菜漬けが無くなるまでには申告が終了する予定である。
サンティアゴ・デ・コンポステーらの第1夜のバル
まずビールを注文したらサービスで出てきたオリーブの実とピーナッツ。このオリーブの実はガーリックオイルに付けられていて、すごく美味しかった。
何杯でもイケちゃう。
ムール貝をこんなにたくさん食べたのも初めて。
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07:31, Sunday, Jan 11, 2015 ¦ 固定リンク
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