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古都トレドへは、かなり前から行ってみたいと思っていた。 三方をタホ川に囲まれ、画家エル・グレコが半生を送った町でもある。2014年はエル・グレコ没後400年。エル・グレゴの足跡も訪ねたかった。
トレドは不思議な街だ。 旧市街は城壁に囲まれていたらしく、その名残があり、また古い石積みの家と新しい家が共存しているという歴史や伝統を守りながらも新しい感覚の文化が息づいていた。
石畳の道が続き、多くの小路が入り組んでいる。 しかしどこを歩いても迷うことはない。旧市街のほとんどのところからはトレド大聖堂の塔を見ることができるからだ。
1日中歩き回り、「セルベッセリア・エル・トレボル」というビアバルでビールとタパスを楽しめたのが嬉しかった。 この店は、改装工事の際地下から遺跡が見つかり、オープンまで5年かかったという店だ。店内は遺跡をそのまま保存した遺跡バル。 外にまで人があふれ、賑やかにビールやワインを其々楽しんでいた。
トレドの1日が終了し新年を迎えた。
アトーチャ駅からAvantに乗ってトレドへいつも通り掲示板の前でプラットホームが示されるまでじっと待つ。 乗車前に荷物検査がある。
トレド行のAvant
約30分でトレドに到着。Avantは時間が正確だ。
トレド駅構内
トレド駅の駅舎
駅から徒歩15分位でトレドの街(旧市街)が見えてきた。
タホ川。ポルトガルを横切って大西洋に流れていく。
タホ川に架かるアルカンタラ橋を渡って坂を登っていくと旧市街の入口。
街を一周するソコトレン
旧市街の道は石畳。トレド大聖堂の塔が大体の場所から眺められる。
トレド大聖堂の塔
トレド大聖堂の免罪の門
内陣の祭壇
内陣の祭壇の裏側にあるナルシソ・トメ作のトランスバレンテ。バロック様式の傑作といわれている。
エル・グレコの「聖衣剥奪」が聖具室に飾られている。
サンイルテフォンソ礼拝堂。トレドの大聖堂のいちばん古い部分の一つ。
アーチ型の天井が美しい
ライオンの門
トレド大聖堂の次はサント・トメ教会へ。 サント・トメ教会の14世紀のムデハル様式の塔。 この教会には、エル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」が所蔵されている。1メートルの近さで鑑賞できた。
サント・トメ教会で聖餐式に出席。聖餐式が行われた祭壇。
黒のマリア像が安置されていた。
サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会は、トレドに残る最古のユダヤ教会。
聖ヨハネ修道院
太陽の門
アルコネスの門
受胎告知の修道院
トレドを取り囲む城壁の上から見たアルカンタラ橋
タホ川の流れは静かだ。
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04:56, Thursday, Jan 01, 2015 ¦ 固定リンク
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