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先週から妙義山系への通いが続いている。 谷急沢登りに続いて今回は御殿の風穴。御殿は一般登山道はなく、少し前に稜線上から御殿のピークに立ったが、この御殿にも風穴があることに気が付いたのは数年前だ。いつか行ってみたいと思っていたが、いよいよその時が来た。
釜ヶ沢から入渓し、しばらく沢歩きを楽しむ。 靴を濡らすことはない。やがて二俣が現れ、両側が滝。その滝の間の尾根が風穴稜となっている。右の滝F1を登りきるとすぐにF2の釜が現われる。 その窯をへつって尾根に取りついた。私にとっては、ここが1番の核心部だったような気がする。
基本、尾根を進んでいく。次々と現れる岩こぶや岩場を右や左に巻いたり直登したり。 ・・・と有った。尾根上の守り神(?)の大きなミズナラの木。この空間は癒しの空間だ。
核心部はここからという情報があったが、ロープを使用することなく右の支稜に取りつき、難なく稜線に。 大迫力の御殿が見えた。 さらに進みなんとなく岩の左を巻くと、なんとそこが風穴だった。まだ先と思っていただけに、何となくあっけない。しかし風穴の下に立った時には感動!
途中のマーキングは一切なし。ネットから情報を取出しての登山であり、何人の人がここにやってきたことか。
風穴から見晴らしに登りあげた。 妙義の山塊が素晴らしい。見慣れた山々でもほとんど人が来ないところでの眺望は格別だ。
登り約3時間ぐらいの行程だったので、尾根上の守り神のミズナラまで戻って、そこでビールタイムとした。 紅葉が始まっており、山と一体となった静謐の時間がゆっくりと流れて行った。
釜ヶ沢入り口
入渓点
ナメもある。
やがて二俣。中央の尾根が風穴稜。右のFIを登りあげるとすぐにF2の釜。慎重に尾根に取りつく。奔逸の核心部。
F1
風穴稜の末端。
F2と釜
尾根を進んでいくと木々の間から御殿が。
尾根上の守り神のミズナラの大木
岩稜を右に左に巻きながら進んでいくと御殿が迫ってきた。
星穴岳も見える。
あっという間に到着した風穴。
鶴峯山へ続く風穴尾根。ここの風穴もすでに登った。
御殿の東壁
軍艦岩
西岳から星穴岳
見晴らし山頂(風穴の上)に一つだけ赤テープを巻かせてもらった。
いよいよ下山。足場が悪いので懸垂下降1回目。
尾根上の守り神の大ミズナラの空間からの紅葉。
懸垂下降2回目。
F2の釜から尾根に取りつく核心部ではもちろん懸垂下降。3回目。久しぶりの空中懸垂になった。楽しい〜。
戻ってくれば癒しの小滝だ。
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05:16, Tuesday, Oct 28, 2014 ¦ 固定リンク
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