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大阪の天満橋まで足を延ばし、租税教育研修会に出席した。
第1部は、大阪国税局主催で「租税教育セミナー」と称し、租税教育の充実を図るために、教職、税理士、地方庁の職員が集まり、租税教育の現状報告や情報提供があった。 金襴千里中学・高等学校の山内教諭の「本j校における租税教育」の発表は、税理士として学ぶことが多かった。
第2部は「租税教育に関するシンポジウム」であり、国立教育政策研究所初等中等教育研究部長大杉氏、国立大学法人愛知教育大学准教授真島氏、大阪市立昭和中学校校長田積氏、大阪府財務部税務局税制課長芦田氏、日税連租税教育推進部長富村氏がパネラーになり、それぞれの立場から租税教育の現状や取り組みについての意見発表があった。
大杉氏の興味深い話。 「学習内容の半年後ぼ定着率は、講義式5%、読書10%、視聴覚20%、グループ討議50%、体験型75%、自分が学んだことを他人に教える学習が一番高い。アクティブラーニングができるように。」
富村氏 「国民の無知無関心が納税意識を低くしている。」
真島氏 「社会の在り方を主体的に考える授業。」
田積氏からは学校現場の実情の話があった。 「教職と税の専門家の協働がこれからはますます進んでいくと思う。5〜6年後には経験10年未満の教職が50%を超える。教材開発も必要。」
租税教育を行う上で、自分がこの国を支えるんだという意識、どういう社会を作っていきたいかを考えさせることが大切だと改めて感じた。
大阪国税局長
金襴千里中学・高等学校 教諭山内敏雄氏「本校における租税教育」
近畿税理士会 税理士櫻井繁樹氏「租税教育における税理士会の取り組み」
大阪国税局 国税広報広聴室長佐野誠氏「租税教育への取り組み」
第2部のパネルディスカッション
真島氏の話は、いつ聞いても説得力がある。
富村氏の話は、歴史からひも解いてで、いつも非常に興味深い。
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06:06, Wednesday, Aug 20, 2014 ¦ 固定リンク
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