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筑波大学附属視覚特別支援学校で租税教育を実施した。 高校生から社会人と、年齢層は幅があったが、とてもいい授業だったと思う。
租税教育を希望した受講生に聞いてみた。 「なぜこの授業を選択したのか?」と。
「今毎月給料をもらっていて、給与明細はヘルパーさんに読んでもらっているがその中身が分からない。しっかり理解したいから。」
「来春から社会人になって給料をもらうことになるが、税金の仕組みが全く分からないので。」
「私たちが納めている税金がどんな仕組みで運用されているか知りたかった。」
受講者の、この積極的な気持ちにまず驚かされ、感動からスタートした授業。 「税金はとられる。」というのでなく「納める」と認識していることにも、彼らの今後の将来が期待できる。 点字教材と拡大本を事前に用意した苦労もこれだけで報われたと感じた。
自分たちが納めている税金がどのように使われ、また自分たちが受けている恩恵を再確認し、更には、憲法に「納税の義務」があるが、「納税は自分たちの権利でもある」という話をした。 活発に質問もたくさん出され、ゼミ形式の今回授業、私自身も多くの学びがあった。もう少し続けたかった。彼らと語り合いたかった。
給食も一緒に頂いた。ちょっと幸せを感じる1日だった。
学校の正門
本日の給食
授業中
質問も活発だ
お互いに学んだものは多かった。
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05:30, Tuesday, Jul 29, 2014 ¦ 固定リンク
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