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素晴らしい1日だった。満足の行くクライミング。 木戸壁右カンテは2回目であったが、前回フォローで登ったピッチをリードで、そして、今回は木戸壁の頭までクライミングをした。
私たち含め3パーティーが取りついていた。頭までクライミングしたのは他にいない。今回は頭までの目的だったので、それなりの覚悟をしていっただけに達成感は大きい。
5ピッチ目を終了して、いよいよ木戸壁頭目指してのクライミングだ。ここからもリードを取らせてもらった。何となく自信があった。
6P目 まずは左にトラバース。よく見ると結構足がかりがあり、難なくクリア。そこから汚れているルンゼを登る。これが結構面白かった。 「精神的にはここが核心」という記録もあったが、途中から左壁に移り、岩にプロテクションをとり楽勝。広い棚に乗り上げる。
7P目 目の前にヘッドウォールの小岩峰。3本ある凹角の真ん中を登るが、途中からカンテに移った。これも楽勝。これを上がると素晴らしいナイフリッジ。ここまで来て、ナイフリッジで終了する人が多いようだ。勿体ない。
8P目 ナイフリッジも慎重に進めばなんてことない。やや左寄りを歩けばスタンスが豊富。木戸壁の頭基部まで。
9P目 頭の基部から木戸壁頭のピークへ。ビレーなくてもいいだろうが念のため。ここで終了。
ピークには古いロープが残されていた。 ピークからの眺望は素晴らしい。
丁須ノ頭を裏側から初めて見た。ちょっと可笑しいやら、でも感動。なかなか見ることが出来ない。 星穴岳の星穴も確認できた。表妙義の稜線も素晴らしく、先日登った相馬岳北陵も、こうしてみると感動。歩いた時のことを思い出す。
いい時間をピークにてしばし過ごし、下山は来たルートを辿るのがもったいなく、適当に谷を下りた。一つだけ記録に残されていたのを頼りに。 懸垂下降を何回か繰り返し一般道に出た。 前回もそうであったが、下りが1番の核心部のような気がする。
懸垂下降で2回ほど、ロープの長さが足りなく苦労した。60mロープなら問題ないだろう。
次のパーティーが準備を始めた。
6P目
7P目。目の前にヘッドウォール。
真ん中のルートを行く。途中からカンテに移る。
7P終了
8P目のナイフリッジ
9P目の木戸壁の頭
終了点よりの眺望。七人星
丁須ノ頭
相馬岳北陵
星穴岳から西岳の稜線
木戸前ルンゼの壁
下りはこの谷を懸垂下降
精神的な核心部が続く
懸垂下降を終了。右のルンゼを下ってきた。北籠沢に出る。
クライミングした木戸壁。一番高いところが頭。
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05:47, Sunday, Nov 24, 2013 ¦ 固定リンク
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