Yさんが久しぶりに事務所へやってきた。 Y家にはいろんなことが起こり、普通だったらめげてしまうだろう・・・。しかしYさんは、一つ一つ乗り越えてきた。 耐える時は耐え、行動をおこす時は行動し、家族で支え合って生きてきた。 特にYさんの娘の存在は大きかった。今まで何となく下を向いているような子だったが、しっかりとYさんと向かい合い、明るく激を飛ばしたそうだ。
このつらい出来事も、大きな恵みに変わった。娘の成長である。
『悪いことばかりじゃない。苦しくて逃げたいと思う時も、どこかに何か次の幸せにつながる欠片が落ちてると思う。俺は今日、その欠片をひとつ拾った。』 (池井戸潤 『民王』より)
帰宅して読んだ本の中に、偶然にも書かれていた言葉。 なんか、すごくいい日だった気がする。 |