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錫杖三本槍
 連休3日目もいい天気だった。
 だったら・・・、錫杖岳は何年か前にピークを踏んでいるが、どちらかというとクライミングを楽しめる岩壁が多い。
 そこで錫杖三本槍へ行くことにした。

 日本登山体系によると、錫杖沢左俣を詰めていくらしい。クライミング自体は3級。
 しかし情報が少なく、多分NP。カムやナッツの使い方もまだマスターしていないし。という状態でどこまでクライミングが出来るか。

 クライミング楽しむクライマーたちのテントが、何張もあった。
 前衛フェースに取りついている姿がみえ、お互いにコールし合う声も響いて気持ちいい。早くそうした仲間に加わりたいなあ〜と沢を遡った。

 最初勘違いをし、三本槍沢を遡行した。
 これもなかなかである。詰め切ったところでP3から分かれた二股の尾根に挟まれた大岩壁に阻まれ撤退。
 ここは違う。

 戻りながらよく地図を見ると、本俸南尾根のコルへ向かう牧南沢と別れたところが左俣らしい。
 左俣めざし沢登。

 左俣に入ると急に沢が狭くなる。
 やがて正面に見えてきた岩壁がP2か!と思っていた。

 どうやってP2の基部まで行くんだろう。時間的には、この日のクライミングはもう無理。
 偵察と思いトレースなど全くないところを、基部めざして登り詰める。これは私の技術では無理だわ・・・と、振り返ったら、なんと三本槍が輝いているではないか。
 「左俣を詰めると左に三本槍が見えてくる」という記録に、なるほどと思った。
 確かにふり返った三本槍は、左手に見える位置に存していた。

 手が届きそうなところにある三本槍を確認して、この日は下山した。
 いろんな沢を詰めながら、岩壁にも取りついたのは、すごく楽しかった。帰宅したのは、夜9時を過ぎていた。満足。





 私にとっての苦手な渡渉地点。ここはまだ一般道。

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 錫杖前衛フェース。いつみても感動的。圧巻。

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 素晴らしい岩峰が、いろんな表情を見せてくれる。

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 高度を上げたところからの前衛フェース。

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 ふり返ると、西穂岳と奥穂が。

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 左俣を見つけた。

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 烏帽子岩が。いつかはクライミングしてみたい。時々クライマーたちの声が聞こえる。

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 左俣をつめ、三本槍と勘違いした岩稜。

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 更に左俣を遡行し、やがて左手に見えるこの姿が三本槍。

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 下山中に確認できた烏帽子岩。

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04:56, Friday, Oct 18, 2013 ¦ 固定リンク

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