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オベリスク
 鳳凰三山は、薬師岳、観音岳、地蔵岳である。
 その地蔵岳には、花崗岩でできた大岩塔がありオベリスクと呼ばれている。

 少しクライミングの自信が付いた私は、いよいよこのオベリスクの頂点に立とうと、日帰り地蔵岳を目指した。
 
 秋の一日。天気も素晴らしい。途中八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳、富士山もきれいに眺められ、5時間ほどで地蔵岳の山頂に到着した。

 オベリスクが輝いている。
 このオベリスクに対峙したのはこれで3回目。今までの2回は、このオベリスクの基部までは登り詰めたが、シュリンゲの下がっているだけのピークへは近づくこともできなかった。

 今回は自信がある。「シュリンゲのところまでは裏からくぐる」などと記録にあったが、正面突破。結構いける!
 シュリンゲには、1歩足を上に乗せると手が届き難なくクリア。後は足と手の力で、一気にピークに立てた。

 気分がいい。素晴らしい眺望である。
 せっかく来たのだからと1回じゃもったいなく、何と3回も登り返した。もちろんゆったりとビールタイムも。2時間ほどオベリスクで時間を過ごし、赤抜沢ノ頭経由でスタート地点の御座石鉱泉まで戻った。

 この日も充実した1日だった。




 八ヶ岳が綺麗に見えた。

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 やがて姿を現した甲斐駒ヶ岳

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 待っていてくれたオベリスク

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 オベリスクの基部から見えた甲斐駒ヶ岳

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 シュリンゲを頼りにオベリスクを登りあげる

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 オベリスクピーク

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 ピークから地蔵岳山頂を見下ろす。下からは「怖くないですか〜?」の声が。「気持ちいいよう。登っておいで。」と無責任発言。自己責任だものね。「怖い、怖い」といいながら26歳の若者が登ってきた。彼女にいいかっこを見せることが出来て満足そう。

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 オベリスクピークからの北岳

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 観音岳の左奥に富士山

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 オベリスクでの遊びはお終い。地蔵岳の山頂は、こうした地蔵様が沢山並んでいる。その向こうに甲斐駒ヶ岳。

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 下山開始。オベリスクが光っている。あのピークに立ったんだ。

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 赤抜沢ノ頭経由で行くことにした。赤抜沢ノ頭に立つ。

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 何度も何度もオベリスクを振り返った。

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04:56, Tuesday, Oct 01, 2013 ¦ 固定リンク

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