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≪ 雨と風と雷  ¦ トップページ ¦ 大猫山の花NO1 ≫


大猫山
 馬場島から約40分ぐらい歩いて、取水口に到着する。そこに大猫山の登り口があるはずだが、何とここで登り口を探し回ってしまった。
 一緒になった他の2パーティーも分からずウロウロ。行きすぎて振り返ったところで、赤い矢印があるのを遠方に発見。
 私を含む3パーティーは、ヤレヤレといった感じで引き返し、やっと大猫山を目指しての急登が始まった。

 重い荷物が肩に食い込む。それでも順調に高度を稼ぎ、同時スタートの中、トップを歩くようになった。
 この日のうちに、大猫山を越えて猫又山まで。山頂付近でテント張り、翌日は釜谷山ピストンをしてブナクラ乗越を下る予定だった。そのルートで、北方稜線をさらに北へ伸ばすのだ。

 しかし思い通りにはいかないもの。
 快適な登山も、突然足がつり出しなかなか前に進めなくなってしまった。しかも交互に両足。マッサージをしながら、筋肉の硬直が収まるのを我慢するしかない。
 時間はどんどん過ぎ、それでもやっとの思いで登り詰めた大猫平の入り口でテントを張るしかなかった。

 大猫平は実に気持ちのいい場所である。池塘が点在し、夏はお花畑になるんだろうと思わせる。秋が深まれば、それは素晴らしい紅葉を見せてくれるだろう。
 途中何回か見えた大窓から南に延びる北方稜線。
 1か月前に縦走したコースである。それを確認できただでもいいか・・・と自分を慰め、持ってきたビールを流し込み、早めに横になった。

 気が付くと雷。時折稲妻が光り、怖い。パラパラとした雨が降り、予報通りか。風が渦巻くように吹いてくる。
 予定通り猫又山山頂直下でテントを張っていたら、大変なことになっていたかもしれない。何が幸いするか分からないのだ。
 守られていることに感謝・・・と思いつつ、また眠りについた。

 夜明けはゆっくりと。
 雨がぱらついたり、青空が広がったり。
 足の調子は?まあまあ。だったら大猫山までピストンしようと、最小限の荷物を持って登りだした。
 山頂まで約2時間弱だった。途中花の撮影や、ブルーベリーを口に含んだりしながらの、前日とは違った余裕の山歩き。
 猫又山や釜谷山が見えたときは、いつか必ず!と目に焼き付けた。

 何回も1か月前に歩いた北方稜線を目にする。それがまた感激。それだけでもよかった。

 テン場に戻り馬場島目指して下山。当然のことながら、駐車場には全く車は止まっていなかった。




 手前に赤谷尾根。奥に左から大窓、小窓、三ノ窓。

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 大猫山はあの稜線の向こう。

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 大猫平。

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 マイテント。偶然いいテン場があった。

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 翌日大猫山を目指して歩き出す。大猫平を更に進むと、更に北方稜線がよく見えた。

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 池塘が点在している。

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 実に気持ちのいい場所だ。

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 やがて大猫山が現れた。

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 大猫山の向こうに、猫又山(右)と釜谷山(左)

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 大猫山直下の池塘は紅葉。

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 大猫山に到着。プレートは何もない。三角点だけ。

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 山頂は紅葉が始まっていた。

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05:00, Tuesday, Sep 17, 2013 ¦ 固定リンク

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