税理士山岸先生の御尊父の御葬儀は、沢山の花に囲まれ、大勢の弔問客と共にしめやかに執り行われた。 生前、御尊父とお会いしたのは1度だけでである。 私が支部長に決まった時に、山岸先生の事務所を訪ね、山岸先生に専務理事になっていただきたい旨をお願いしに行った時である。 「事務所を大事だが、会務も大事だ。息子を指導してやってくれ。」 と快諾してくださったことを思い出す。
喪主の山岸先生は、「自分のことより周りのことに気づかっていた父だった。」とご挨拶された。 その一言にも、生前の御尊父の姿が重なった。
享年64歳。 「短くも中身の濃い人生を送り、本人にすると後悔ない人生だったと思う。」 周りに残してくれたものはさぞかし大きかったのだろう。
合掌。 |