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上高地から入山する霞沢岳は、まだ手つかずの山だった。 以前に六百山に登った時に、霞沢岳まで行こうと思ったが、時間的なこと、そして六百山から霞沢岳までのハエマツをこいで行かなくてはならない状況にうんざりし、その時は諦めていた。
同じ霞沢岳も、一般道で行ったのでは面白くない。 帝国ホテルの前の八右衛門沢から登りつめるのがよかろう。このコースは、残雪期にスキーを利用して登ることが多いらしく、今の季節に登る記録は少なかった。 それが面白いのだ。
八右衛門沢は、かなり急登でゴルジュ地帯に入るまで大変だった。 沢筋も何か所か分かれているが、原則右の沢筋を取ることは事前に調べて分かっているつもりだったが、やはりその場になると、この沢筋でいいのか悩んだ。 ルーファイの難しさ。 記録通りの岩や、ハエマツ地帯が出てきてホッとするや、このハエマツ漕ぎは、やはり大変だった。 泳ぐようにハエマツをかき分け、一般道の稜線に飛び出したときにはホッとした。 後は霞沢岳の山頂まで、取り付けられている登山道を歩いて行くだけ。たくさんの高山植物に癒されながら足を運ぶ。途中2パーティとすれ違い、やがて山頂に到着した。 約6時間の行程であった。
残念なことに、山頂に到着したときは、ガスってしまって、何の眺望もなかった。 しかし八右衛門沢から霞沢岳に登りあげた喜びは大きい。それだけでも満足だった。 下山は徳本峠経由で小梨平のテント場へ。これがまた長かった。
歩行時間12時間の汗を、キャンプ場の風呂で流せたのは有難かった。
八右衛門沢のゴルジュ地帯
振り返ると西穂岳の稜線が見えだした。
どっちの沢筋を選択したらいいか悩みながらも、記録にあった見覚えある岩を見出し、ホッとする。
仮称ローソク岩と呼ばれている目印の岩。ホッ!
恰好のいい岩稜が見えだした。しかし霞沢岳はまだまだ。
地図によると、この右岸の岸壁が切れたあたりから、藪漕ぎが始まる。その通りだった。
草付きからハエマツ帯に突入。腕の力でかき分け、掻き分け、ポッと稜線に飛び出した。稜線への出口。
お花畑に癒される。今年はコバイケイソウの当たり年!
ルンルン気分で足を運ぶと霞沢岳の山頂に到着した。
三角点も確認する。
もちろん山頂でのビールは最高だった。下山は徳本峠経由で。K1に到着。
六百山が見えだした。ここから観察しても、やはり六百山と霞沢岳までの稜線のハエマツ松漕ぎは大変そう。
やがてジャンクションピークへ。ここまで来ると、徳本峠まであと一息。
翌日登る予定の明神だけにほれぼれ。待ってらっしゃい!
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04:48, Tuesday, Aug 06, 2013 ¦ 固定リンク
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