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南川教信奉者の私は、南川さんが歩いている山の一つでも多くの山を登りたいのだ。その中に、八ヶ岳の稲子岳があった。 八ヶ岳のうち、地図に表示があった登っていない山の一つ。そして稲子岳は、地図にはルートが示されていない。
何年か前、残雪期に登ろうとチャレンジしたが、どうにも分からず引き返していた。 無積雪期ならかすかな踏み跡があるという。しかも更に調べていくと、稲子岳南壁左カンテをクライミングするときにも利用するらしい。 上手くいけば、一石二鳥?稲子岳のピークを踏み、そのあと南壁左カンテの偵察もできる!もしかしたらクライミングが出来るかも知れない。 天気は上々だし。
白駒池の駐車場からスタートした。
何年かぶりの白駒池。
予定は、「にゅう」経由で稲子岳登る。「にゅう」もこれで3回目。様子が分かっているから気が楽である。
「にゅう」からの眺望は素晴らしいのだ。先行パーティーに教えられてビックリ。富士山にレンズ雲がかかっている姿にお目にかかった。
正面に見える天狗岳は、雲の中だった。ムム、天気予報と違う。
「にゅう」からの眺望。稲子岳(正面)、右奥に天狗岳、左奥に硫黄岳。
「にゅう」から白駒池も小さく見えた。
稲子岳への分岐は、やはり不明瞭だった。事前に用意した資料を基に、ちょっと不安を持ちながら足を進めたが、正解。かすかな踏み跡が明瞭になり、マーキングも出だした。 ずっと樹林の中を尾根伝いに行く。やがて山頂と思われるピークを探し当てた。
そこは何のプレートもなく、ただ赤テープが付いているだけだった。眺望もない。しかし私にとってのこの稲子岳登頂は、何年も温めてきただけに感動だ。
南川さんは、山頂を踏んだ後、中山峠を目指して進んだとのことである。やがて樹林を抜けると「あっ」と声を上げる場所に出るらしい。そこはコマクサの群生地だった、と記録がある。 この時季コマクサの花はまだ咲いていなかったが、やがて、その砂礫地に出た。
後でわかったことだが、ここが稲子岳南壁左カンテの終了点。
近くに迫った天狗岳が姿を現してくれた。
振り替えると稲子岳山頂が。
こうした砂礫地を、保護されているコマクサに気をつけながら歩いていく。やがてまた樹林に入り、一気に最低鞍部まで下る。 資料によると、最低鞍部の最初の赤テープを左に入っていくとある。南壁を回り込むのだ。
慎重に足を進めていくと、やがて現れた南壁。
ここでいいのかな〜、と見上げたら、すでに3人のパーティーが取りついていた。格好いい!
これが南壁の様子。
1ピッチ目のルート。
スタートの目印となる、赤いハーケン。
稲子岳南壁左カンテは、5ピッチで登るらしいが、結果、4ピッチで終了点に到着した。憧れのアルパインクライミングであった。 |
04:53, Monday, Jun 24, 2013 ¦ 固定リンク
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