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Kさんが亡くなって1年半。Kさんの人生のすべてに区切りがついた。 Kさんとは、Kさんの夫が亡くなった時からのお付き合いである。 Kさんには子供がいなかった。だから夫を亡くしてからは、独りで生活をしていた。ご近所の親切に囲まれて。 時々訪問させていただいたが、いつも手作りのキンカンの甘露煮を用意して待っていてくれた。
Kさんからいただくお手紙には、必ず私の名前の横に「みもとに」と書いてくれた。Kさんの思いが伝わる手紙だった。
Kさんは体力が徐々に落ち、やがて夫のもとへと旅立って行った。Kさんは最後まで私を信頼してくれ、生前からすべてを任されていた。
Kさんの相続人は、Kさんの妹と甥姪の3人である。 3人とも県外に住んでいる。法定相続分できっちりと3人で分割し、Kさんが住んでいた住宅も、取得した妹さんの希望で売却先を探した。幸いに買い手が見つかり譲渡。 Kさん夫婦の永代供養も行い、全てがここで終了したのだ。
Kさんの人生の長さからすると、私との関わりは短かった。しかし人生の終末までの大切な期間を、共に過ごせたことは、私にとっても大きな恵みであったと思う。 Kさんのことは、事務所の職員のUさんも一緒になって関わっていくれた。Uさんが居なかったら、ここまでできなかったと思う。不動産売却や銀行との折衝などかなり大変でもあったのだ。
妹さんは、「これでやっと亡くなった姉と向かい合って語り合える・・・。」とおっしゃっていた。 そして私の手元には「みもとに」と書かれた手紙が残されている・・・。
Kさんはウメバチソウのように清楚だった。
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07:15, Saturday, Jun 15, 2013 ¦ 固定リンク
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