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内蔵助平(くらのすけたいら)
 今年は残雪が多いといわれながらも、雪解けもすごい速さで進んでいる。
 黒部川本流を遡行し内蔵助谷から内蔵助平(くらのすけたいら)も今を逃すと、夏までは通れなくなるだろう。ということで、昨年6月のリベンジ。
 黒部別山と丸山を狙ってきた。

 日本国内の2000m以上の山全てにに登頂した日本山岳会の南川氏を尊敬している「南川教」信者の私である。
 南川氏の記録を読んでいると、登山道のない山の登頂記録には沢山の魅力を感じる。超エキスパート用の記録もあるが、私でも登れるところに少しずつ足を踏み入れているのだ。

 昨年6月は、少し遅かった。残雪には沢山のクレパスがあり、内臓助谷の手前で引き返ざるを得なかった。
 ならば今年はこの連休なら大丈夫だろうと行ってみたが・・・。

 初日は、ベースキャンプ地となる内蔵助平まで。2日目に黒部別山を北峰・南峰双方を。3日目に丸山を登頂して下山の予定であった。

 結果はすべて予定通りの行動が出来た。
 残雪は賞味期限ぎりぎりであった。踏み抜き地獄が何回もあり、それだけで体力の消耗。しかしこの時季にしか出会えない山の表情に、感動と満足感で一杯だった。



 トロリーバスを利用して黒部湖まで。観光客が来ないダムの下まで降りる。目の前に大タテガビン。黒部の魔人といわれ、黒部三大岩壁の一つである。左のピークが、黒部別山の南峰。

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 黒部川に架かった橋。ここを渡り、黒部川を遡る。

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 夏道は一部歩けたが、ほとんどは川の上の残雪を歩く。

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 こうしたデブリも沢山あった。

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 内蔵助谷に入る。ここからは完全に夏道はなく、残雪の上を歩くようになる。古いスノーシューとアイゼンのトレースがあった。
 クレパスもできており、緊張を強いられる。

RIMG3884a














 振り返ると赤沢岳と鳴沢岳の雄姿。

RIMG3886a














 丸山東壁。黒部の巨人と言われ黒部三大岩壁の一つ。

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 途中スキーヤーのパーティーを追い抜き、ベースキャンプとなる内蔵助平に到着した。この日出会ったのは、このスキヤーのパーティーのみだった。
 気持のいい空間にテン場を設営。

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 さあ2日目はどうなるか!深夜から明け方の寒さは大変だった。
 
06:08, Monday, May 06, 2013 ¦ 固定リンク

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