被相続人Yさんの相続申告期限が、あと2ヶ月でやってくる。ほぼ遺産は固まってきた。 相続人から預かった何冊ものノート。それは生前Yさんがいろんなことをメモしていたノートだ。全て目を通させてもらった。
知らなかったYさんの人生を垣間見る。 小さな1冊のノート。ところどころにYさんが作った俳句が書かれている。。 独立した子供たちはみな県外に住み、夫婦だけで長い間生活してきた。先に妻に先立たれ、独居生活をしてきたYさんだが、いかに家族全員がそれぞれを気遣いあってきたかがよく分かる。 俳句に込められたYさんの想いに、私は胸が一杯だ。
もしかしたらYさんが残した財産の中で、このノートが一番価値があるかもしれない。 そんなことを相続人に告げたら、きらりと目が光った。同じ想いなんだ・・・。
春の大雪(?)にもめげない春蘭
ミスミソウ
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