山を登るときに、花を愛でる楽しみを教えてくれたYさん。山の花の名前を、写真を撮りながら一つ一つ教えてくれた。私の花の先生であるYさんが亡くなった。
Yさんとは飯綱山でよく出会った。 Yさんは、ちょっとひざを痛めてからは、毎回自分で決めたところまで時間をかけて登り、そこで写真を撮って引き返していた。 同じ場所での季節の移ろいによる自然の変化がよく分かり、それが楽しみだといっていた。
山を登りながら出会う花の名前をメモしながら、写真を撮りながら登る楽しみは、まさにYさんが発信してくれたことだった。
飯綱山もかなり雪が融けてきている様子。間もなく花の季節を迎える。 Yさんがいつも引き返していたところで、どんな表情が待っているか・・。今年はどんな花に出会えるか・・。
Yさんを偲んで、足を運びたいと思っている。
飯綱山の花
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