Oさんの告別式だった。Oさんは生前、地域に沢山の貢献をし、地域を愛し偉業をなした人である。大勢の弔問者がお別れに来た。
Oさんの家族とは20年以上の付き合いが続いてる。その間ず〜とO家の人たちを見てきたが、Oさんはいい晩年を過ごしたと思う。 同居しているOさんの長男夫婦が、会社を経営しながらOさんの面倒を見てきた。 Oさんが入院してからは、長男の妻のKさんが、毎朝・晩とOさんの話し相手に病院へ足を運んだ。 Oさんの言葉が出なくなってからも、欠かさずKさんはOさんの顔を見に病院へ行って話しかけた。Oさんを看取ったのはKさんである。
Oさんの妻は、長男夫婦に迷惑をかけないよう自立した。二人の実の娘にサポートしてもらった。
家族一人一人が出来ることをやって、Oさんを見送った。
葬儀の中での御導師の説法に出てきた『愛別離苦』。一人一人が受けとめている。 |