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恩師が亡くなった。同級生から連絡が入り、葬儀に参列してきた。私の高校時代の担任である。 亡くなったK先生とは、卒業以来ずっと連絡を取り合っていた。年賀状を欠かすことなく、そして自宅も近くだったこともあり、時々顔を見せ合ってもいた。 税理士の資格を取得したときには、大変喜んでくださった。 結婚式にも出席してくださった。東京で行ったにも拘らず、わざわざ足を運んでくださった。
K先生は薔薇作りが好きで、初夏と秋には、育てたバラの花を我が家に届けてくださった。家を増築したことによって、そのバラ園は小さな園になってしまったらしいけれど、薔薇屋敷と近所では有名だった。
バッタリ街で偶然出会ったとき、「ちょっとなあ、手の皮膚がなあ〜。」と手袋をしてる姿が、なんとなく寂しげだった。
いただく年賀状は、いつも手作りの版画だった。それが何年か前から印刷に変わった。それでも、年賀状が来るということは、お元気な証拠。 今年は、K先生にも年賀欠礼を出さなくては・・・と思っていた矢先の訃報だった。
K先生の遺影は、私が知っているときの優しげな、それでいて教諭であった威厳ある写真であった。 そういえば、学生時代K先生に叱られた記憶はない。私はできの悪い生徒だった。しかし根気よく多くの指導をしていただいた。 今の自分があるのはK先生の存在が大きい。税理士を目指していた自分の進路に迷った時に、軌道修正してくれたのもK先生だった。
歳を重ねるということは、自分の人生に関わってきた人たちとのお別れも多くなる。しかしその人たちとの想い出は永遠なのだ。 人生が宝だ、というのはこういうことかもしれない・・・・。 |
07:14, Sunday, Oct 28, 2012 ¦ 固定リンク
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