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二人の女性に出会った。二人とも相続申告の依頼である。 二人に共通することは、今まで独身であり、被相続人である自分の母親の介護を一人でずっとやってきたことである。
華やかな青春時代を、体の弱い母親と過ごし、ずっと面倒を見てきたTさん。 どこかへ出かける時も必ず母親と一緒だった。母親のために食事を作り、母親のために1日を過ごした。 母親の嬉しそうな顔を見るだけで満足だった。 母親のためにというより母親と一緒に過ごした時間は、まだまだ足りないと思っている。亡くなった母親と、もっと一緒に生きたかった・・・とTさんは語ってくれた。
Hさんも青春時代を母親の介護に費やした。 Hさんには兄が二人いたが、長男は亡くなっていて、二男の嫁が「私は長男の嫁ではないから」と、Hさんの母親の面倒は一切見なかった。 Hさんは、結婚したくとも出来なかった、という。兄嫁の犠牲になった人生だった・・・ともいう。
似た人生を送ったTさんとHさん。その10年間を、喜びを持って送ったのか、憎しみを持って送ったのか実際のところは私には分からない。しかし、人生とは自分でつかみ取るものだと思っている。 過ぎ去った10年間は戻れないが、さあ、これからどのように歩んで行こうか・・・。
阿弥陀岳(右)、中岳(中)、赤岳(左)の雄姿。
赤岳(右)と横岳(左)の雄姿。自分の足で登って来いと。その素晴らしさを、自分の手でつかみ取ってほしいと、山々は語りかけている・・・。
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05:14, Tuesday, May 29, 2012 ¦ 固定リンク
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