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私にとっていい山・・・とは、登りたかった山に登った時の爽快感が満たされる山です。
連休中のメインイベントは、地図には登山道が載っていないこの時季にしか登れない山で戸隠山系の「地蔵山」でした。 この山は、何年か前に佐渡山に登った時に気になっていた山です。佐渡山も残雪期の山。 地蔵山を登る人は年に何人いるだろうか・・・。そして多分、この山を登頂した女性第1号かもしれません。それほどマイナーな山です。いよいよその時が来ました。
地図で確認すると、天狗山経由で尾根伝いに登っていくらしい。雪が消えたところでは、所々かすかなトレースが付いていました。夏でも藪漕ぎを覚悟で天狗山まで登る人がいるとのこと。
途中振り返ると火打山(中央ピーク)と影火打山(左)が。
焼山。意外に雪が落ちている。
裏金山。
天気予報が外れ、曇りの中をひたすら歩いていく・・。多少の藪漕ぎは仕方ない・・・か。 と、あった。天狗山の三角点。そして天狗山の山頂を示すプレートが。
天狗山からの眺望。裏金山のピークが光っている。
ここからが大変でした。雪尻に気を付けながら雪の上を歩いたり、も〜う雪尻が割れているところは藪漕ぎで。
やっと姿を現した地蔵山。まだまだ遠い!のです。
乙妻山とのジャンクションピークを過ぎ、いよいよ地蔵山への尾根に取り付く。目視して約1時間ぐらいかなあ〜。 雪尻が続く。慎重に、しかしこの緊張感がたまらない。まもなく山頂に立てるだろうという期待感。
そして到達した山頂はだだっ広かった。もちろん山頂を示すプレートなどなく、でも多分ここが山頂の象徴という木が立っていました。
山頂には、誰が設置したのかお地蔵さんが鎮座しているとのこと。しかしこの雪では分からないだろうと・・・。ところがお地蔵さんに出会ったのです。 山頂を象徴する木の根元が空洞になっていた。その穴に下りてみたら、お地蔵さんが雪に倒されてうつ伏せになっていました。 感動。感激。戻そうと思ったけれど動かない。うつ伏せのまま手を合わせました。
いつ訪れるか分からない登山者をひっそりと待ち続けるお地蔵さんの世界は、こうした木の枝で守られていました。
地蔵山。姿はアルプスのように一般受けしないかもしれませんが、私には惹かれ続けた山。その山頂に立てた喜びは言葉に表しがたいものがあります。
この日はテン泊。翌日の乙妻山を夢見て、一夜は明けて行く・・・。 |
07:32, Sunday, May 06, 2012 ¦ 固定リンク
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