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飲水思源
 長野市倫理法人会の会長は、税理士の関谷光雄先生です。
 その関谷先生から、倫理法人会の経営者セミナーのお誘いをいただきました。嬉しかった!
 記念すべき800回は、小布施の桜井甘精堂の桜井佐七会長のお話です。

 私は倫理法人会の会員ではありませんが、関谷先生からお声が掛かったことそして何年か前に(かなり前ですが)倫理法人会で話をさせていただいたこともあって、出席させていただきました。

 桜井佐七氏とは、長いお付き合いがあり個人的に何回もお話をしていますが、このように演台の前に立っての姿と話は初めてです。
 お聞きすると、あちらこちらで講演をなさっているようです。200年の歴史を背負った企業の7代目としての風格は、決して押しつけがましいものでなく、むしろ謙虚さを感じる、桜井氏の生き方そのものを感じました。

 「わたしの企業理念と信条」という演題で講演をいただきましたが、言葉一つ一つに心残るものでした。

 企業理念は「ほんものは変わらない」「飲水思源」です。

 ホクホクしている小布施栗と砂糖だけで作り続けている栗菓子、一切添加物入れていません。この製法をずっと守り続けてきました。
 すご〜く昔は、菓子屋はグレードの低い商売とみられていたそうです。誰でもできる・・ということで。酒屋や呉服屋はグレードの高い商売だったそうです。
 しかし祖先からずっと同じ製法で栗菓子を作り続け、お客様に喜んでもらってきました。まさに「ほんものは変わらない」のです。

 「飲水思源」は創業200年の年に掲げた企業理念。これは中国のことわざですが、『水を飲むときは、井戸を掘った人たちのことを忘れてはならない』という意味です。
 桜井甘精堂にとっては、栗菓子を作り続けてきた祖先、今まで会社を守ってきてくれた代々の経営者、そして桜井甘精堂の栗菓子を喜んでくださったお客様のありがたさを忘れるな・・・という思いで、企業理念となっています。

 このような企業理念を掲げている栗菓子屋さんが小布施にあります。足を運んでみてください。

  http://www.kanseido.co.jp/kodawari/anniversary.php
 
04:51, Wednesday, Oct 19, 2011 ¦ 固定リンク

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