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毎日いろいろな人生に出会っています。
相続申告のことで事務所に来所したMさんは、75歳の素敵な女性です。お話をしていると、ぽんぽんと言葉が飛び出し、行動力もあって、シャキシャキ感がとても爽やかです。 Mさんは、今年の夏、夫を亡くしました。ず〜と健康でいた夫は、今春の人間ドックで病気が発見され、検査入院。そのまま療養。手術することなく、病気発覚から3ヶ月で亡くなりました。 ドクターから余命3ヶ月と宣言された通りの人生の終末を迎えたのです。
ドクターから余命を宣言された時の心情は想像に絶します。どんな思いで毎日を送ったかのか・・・。その話をお聞きしたとき、涙がたくさんこぼれました。
Mさんに実子はいません。亡くなった夫の先妻の子がいます。その子とMさんは養子縁組をしていません。日頃はほとんど交流もありませんでした。 夫が入院してからは、先妻の子は何回か見舞いに来てくれました。夫も、その子が来るのを毎日心待ちにしていたそうです。子が訪ねてくると、体調が悪いにも関わらず起き上がり、楽しそうに言葉を交わしたそうです。
亡くなった夫は、自筆証書遺言を残していました。Mさんは、四十九日の法要の時に、自筆遺言書をみんなの前で開封しようと思っていたそうです。 ダメダメ!家庭裁判所で検認の手続きをしなくてはなりません。その手続きから始めることになりました。
Mさんはポツリといいます。「寂しいわ。」 「でも最近は、独りじゃないんだってことを感じています。とにかくご近所人が、採れた野菜などを届けながら、様子を見に来てくれるの。有難い・・・。」 時には明るい表情を見せるMさんです。
Mさんとは、相続の手続きが終了した後も、多分ずっと関わっていくんだろうと思っています。 |
04:55, Friday, Oct 14, 2011 ¦ 固定リンク
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