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上高地から明神池のほうへ歩いていくと、何度も足を止めて見とれてしまう山が明神岳です。 見た目にも急峻で、自分が登るなんて思ってもみませんでした。そうなんです。今回のメインは、奥又白池〜A沢〜明神岳〜風穴コースにチャレンジしたことです。
最初は、A沢を詰めて前穂高から岳沢に下る予定でした。ところが、天気は最高。時間はたっぷり。A沢を詰め切ったコルで出会った二人のパーティーが、「このまま前穂高は勿体ない。ぜひ明神岳経由で下山したら!」と勧めてくれました。 私の中では、まだ明神岳は研究中で、来年あたりかな…と思っていました。しかし様子を聞くと行けそう。ザイルパートナーと相談して、A沢からルート変更をしてしまいました。本当はルール違反かも・・・。 ということで、その日9月24日の様子をご紹介します。
テン場から、朝陽に焼けた明神岳と前穂。
奥又白池目指して歩きますが、すっかり夜が明け、前穂の北尾根がくっきりと見えます。
奥又白池へは、こうした気持ちのいい草付のルートをとります。
3年前に一度歩いているので気は楽。その時に緊張した箇所も、今は感じない。それだけ成長したということでしょうか? いつかはやってみたい前穂への北尾根。 左が3本槍。前穂高(第1峰)、2峰、3〜4峰、5峰、5・6ノコル、6峰と続きます。見惚れてしまう。
奥又白池に到着。徳沢のテン場から3時間弱。かなりいいペースです。 ここは、前穂の東稜や北尾根を登るクライマーたちのテン場にもなります。この日も10張ぐらいのテントがありました。
いよいよA沢目指して登りだします。これからのルートに緊張感が走りますが、こうした気持ちのいい自然に、気持はほぐれます。
A沢に入ります。このような岩稜が続き、足元悪く落石に注意。しかし順調に高度を稼いでいきます。
ここを詰め切るとコルに突然飛び出します。
そして!!! 明神岳の主峰と第2峰。素晴らしい雄姿です。それにしても険しそう。
西にはジャンダルムから西穂の稜線がよく見えます。ここを市民病院の院長が、歩いているのです。どうしているかな〜。
明神岳の主峰に立ちました。岩稜のこの主峰は、ホールドはしっかりしていますが、ここまで到達するのにかなりの高度感。気分爽快です。
主峰から眺める第2峰。明神岳の核心部。一番の難所といわれています。
残置ザイルもありましたが、なるべく頼らずに登り詰めます。後から来た単独行の男性は、この第2峰は岩壁を登らず巻道を・・・。巻道があるなんて知らなかった。 第2峰のピークに立てた喜びは、自信にもつながります。
第2峰から眺めた第3峰、第4峰、第5峰。格好がいい。 気持ちが逸ります。と同時に明神岳の一番の難所をクリアーした安心感。周りの山々からの風もちょっと違っているような・・・。
第3峰を通過したところでのその姿です。
そして遠くに見えるのは第4峰。
第4峰のピークから、歩いてきた明神の姿に感動です。絶対にこの姿は、ここでしか見ることができない。しばしその雄姿に惹きつけられていました。 右から主峰、第2峰、第3峰です。何とも格好いいピラミッド型の姿。
第4峰を通過して振り返った第4峰の姿。その左は第3峰。右は主峰。主峰の姿はずいぶん変わって見えます。
そして第5峰のピークを踏み、風穴目指して下山に取り掛かる時に振り返った第5峰の姿。鞍部にはテントが2張。翌日私たちとは逆ルートで明神岳に登るそうです。若いクライマーでした。
後はひたすら下るだけ。暗くなる前に風穴まで到着しないと・・・とちょっと急ぎました。 徳沢のテン場に戻ったのは、午後7時でした。真っ暗な中にテン場の灯が見えたときには、疲労よりも大きな充実感が。 ザイルパートナーあっての明神岳完登でした。 |
04:46, Wednesday, Sep 28, 2011 ¦ 固定リンク
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