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大同心稜
 八ヶ岳を歩くたびに気になっていた大同心。ちょっぴりクライミングの気分を味わってきました。

 美濃戸登山口から北沢経由で赤岳鉱泉を目指します。30分の林道はつらいですが、1時間ちょっとで赤岳鉱泉に到着。ここから見えた大同心。気持ちが引き締まります。

 真ん中のピークが大同心。その右へ横岳の稜線が続いています。

RIMG0913














 赤岳鉱泉から5分。大同心沢が現れます。一般登山者が入り込まないようロープが張ってありますが、大同心をや小同心を目指す人は、ここから入っていきます。
 踏み跡はしっかりしていました。所々赤テープも。やがて沢から離れ急斜面を登っていきます。樹林帯から抜け出すと、突然大同心の姿が。

RIMG0865














 何か、すごくいい気分。これからあの姿に取りつくのかと思うとワクワクです。
 さらに大同心に近づいてきました。大同心の表情がよく分かります。

RIMG0872














 大同心に取りついて間もなく、大同心の基部にきました。ここが第一の難所。右側は100メートル以上切れ落ちているところを、慎重にトラバースします。

RIMG0881














 事前に調べてあったほどの危険も感じず、難なくクリア。ホ〜。


 ここから先は、ルートファインディングをしながら、三点確保で、どんどん登っていきます。面白いように高度を稼ぎました。もちろん鎖はありません。しかしホールドがしっかりしているので、特に危険が感じませんでした。最後の核心部ともいえるチムニー。

RIMG0884














 なんせこうした岩場は面白い。あっという間に登り詰め、やがて稜線鞍部に出ました。大同心稜に取りついてからここまで20分ぐらい。あっという間の登攀でした。

 稜線からの大同心の姿。あのピークまで行きます。

RIMG0888














 大同心の頭に到着。駐車場からスタートして、ちょうど3時間でした。早かった・・。
 感激です。永い間温めていた場所に立つことのできた喜びを、山頂で万歳をして、まき散らしてきました。

 正面に赤岳(左)、中岳(中)、阿弥陀岳(右)の雄姿が輝いています。

RIMG0891














 そして横岳(左)と小同心(右)。小同心では、クライマーたちが岩壁に張り付いていました。

RIMG0892














 この後は、横岳をピストンして硫黄岳経由で下山。硫黄岳から見た輝く姿です。
 正面に大同心。左が横岳と小同心。右奥に赤岳です。

RIMG0901














 今大同心のピークに立ってきたことが信じられないくらい・・・。でもこうしてその姿を眺めていると、感慨深いものがフツフツと。
 そしてその姿が目に染みて・・・。
 
04:39, Monday, Sep 12, 2011 ¦ 固定リンク

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