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新橋の芸者であり随筆家であった中村喜春さんが出版している「しつけのない国しつけのできない人びと」。 1998年ごろ執筆されていますが、是非多くの人に読んでほしいなあ〜と思われる内容です。13年たった現在でも、一つ一つが当てはまってしまう。 この「しつけのない国」とは日本で、「しつけのできない人びと」は日本人の親です。
大正2年生まれの中村喜春さんは、英語の話せる芸者として有名でした。昭和31年にアメリカに渡り、以後ニューヨークで暮らします。ニューヨークでは、日本からの留学生を預かります。その時の留学生の社会性が、中村喜春さんによって身に付けられていくのです。自分にとっても勉強になります。考えさせられます。
アッと思ったのは、ロサンゼルス大地震の時のアメリカの対応です。 被災者は避難所である行動に集められましたが、余震でいつ行動が崩れるか分からない。そこで地震当日の夜中かけて、膨大なテント村を造ったそうです。テントですから倒れてもけがをしない。 テント村に移った被災者に渡された紙には、テントのナンバーと設備の内容が記載されていました。 テント1 水、ミルク テント2 食料、 テント3 医者と看護師が待機 テント4 トイレ、洗面台 テント5 男性用シャワールーム テント6 女性用シャワールーム 地震の翌日には、こうした施設がすっかり出来ていたそうです。
こうした事実から、中村喜春さんはいいます。 『とにかく、日本のおエライ方々は、もっと本気で行政を行ってください。アメリカで暮らす私から見て、日本人は幸せそうには見えないのです。一人でも多くの国民を幸福にするために、どうか本気になってください。』
中村喜春さんは、2004年に亡くなりました。その後「中村喜春さんを偲ぶ会」が開かれたそうです。 |
05:20, Tuesday, Sep 06, 2011 ¦ 固定リンク
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