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81歳のAさんは、姪のOさんと一緒に事務所にやってきました。 Aさんの長男は45歳になりますが、交通事故で車いす生活を10年余り。最近は状態が少しずつ悪くなってきています。Aさんの夫は15年位前になくなっており、Aさんと長男の二人暮しです。といっても長男は、施設と自宅の交互の生活。自宅ではAさんがすべての介護をしています。
保険金を請求するにあたって、長男の後見人を立てなくてはならず、その相談に来ました。 Aさんが長男の後見人になって保険金を請求すしたいとのことです。 後見人になるということは、身上監護と財産管理があります。いくら健康であるとはいえ、Aさんにはかなり負担の部分があると感じました。それにやがては、Aさんも動けなくなる時が来る・・・。
「その時にどうするかも考えておかなくちゃね。」という私の言葉に、「100歳まで生きるつもりだから。」とAさん。そんな一言にもぐっと来てしまいます。
成年後見人は、家庭裁判所が判断して許可(審判)がでます。成年後見人の候補者としてAさんがふさわしいだろうか・・と判断に迷いました。 実際には、Aさんの姪であるOさんがAさんをサポートしている様子。 Oさんに、「場合によってはOさんが後見人になることは考えられますか?」 Oさんにも内心その覚悟があったのでしょう。了解の返事がすぐかえってきました。
このような場合、複数後見人ということが考えられます。 ここでAさんが成年後見人に選任されたとしても、いずれは別の人に交代しなければならない時が来ます。またAさん一人が全てを担っていくには、重たすぎます。AさんとOさんが二人で後見人になっていれば、いつでもOさんが後見人として手を差し伸べることができます。
姪の立場であるOさんが成年後見人になることを決心していたその心の深さに、感動してしまいました。 いろいろな人生のドラマに出会っています。 |
05:16, Friday, Aug 26, 2011 ¦ 固定リンク
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