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3泊4日で南アルプス縦走をやってきました。 三伏峠から入山し荒川三山〜赤石岳〜大沢岳〜兎岳〜聖岳〜便ヶ島への下山コースです。 天気に恵まれ素晴らしい山行ができました。 宿泊は、1日目が小河内岳非難小屋(おごうちだけひなんこや)、2泊目が赤石岳非難小屋、3泊目は聖平小屋でした。 詳細は明日以降ですが、小河内岳非難小屋の報告をします。
非難小屋というと、無人でシェラフも食料も水も持ち込まなくてはならない。テン泊と違うのは、テントでなく簡易建物の中で一晩を越すというイメージでした。 しかし南アルプスの非難小屋は、期間限定で管理人が常住し、レトルトではありますが簡単な食事の有料提供や雨水(煮沸して飲料にします)の無料サービス、そしてペットボトル入りの飲料水の販売があります。そんなことは知らなかったものだから、2日分の夕食と朝食を持ち上げました。 三伏峠から入山しての1泊目は、小河内岳非難小屋。貸切でした。 多くの登山者にとっては通過点でしかなく、宿泊者はいつも少ないとのことです。しかし今回のようなコースを計画したものにとっては、ここの非難小屋が一番便利!ということで、1泊しました。 この小河内非難小屋は、夫婦で管理人を務めていましたが、決して押しつけがましくなく、それでいて気配りが素晴らしい。 小屋に入ってすぐにお茶を出してくれました。これが疲れた体に美味しいのです。そして雨水ではあるけれど、一人1リットルのサービスをしてくれました。三伏峠から持ち上げた水もありましたが、雨水を優先に使い、三伏峠の清水は感謝の意味を込めて、この小屋に提供してきました。 この感謝のもう一つは、おでんをサービスに出してくださったことです。すご〜く美味しかった。 この夜は満月。素晴らしい月夜の晩で、月の光が小屋の中まで差し込んでいました。
前小河内岳から見た小河内岳非難小屋
朝日に映る小河内非難小屋
小河内岳山頂から見た小河内非難小屋
この非難小屋は、いつ来るかわからない登山者を待ち続けています。そしてここに来た登山者を、温かく迎えてくれます。ここからは、素晴らしい日ノ出を臨めました。
夜明けが近い塩見岳(左)と蝙蝠岳(右)
夜明けを待つ富士山
いよいよ日ノ出。蝙蝠岳の肩から陽が昇り始めます。
そして朝日に映し出される私たちのパーティーの姿。一つ一つが絵になります。
こうして2日目がスタートしました。小河内岳非難小屋、お勧めです! |
18:07, Tuesday, Aug 16, 2011 ¦ 固定リンク
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