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未成年後見監督人をやっていると、胸に詰まされる場面に出くわします。 未成年者O君の後見人をやっているSさんから報告書が届きました。 SさんはO君とは全くの他人です。O君は、母親を突然なくしました。父親もすでに亡くなっています。Sさんは、O君が当時入所していた施設の関係者で、O君の親族は誰もいないために、Sさんが後見人になりました。 O君は現在アパートで独り暮らしをしています。この春に中学を卒業し就職しました。しかし人間関係があまりうまくいかずに、今は自宅待機の状態です。 16歳の少年が、独りアパートで暮らすのは大変です。すべてを自分でやらなくてはならない。経済的には、今は遺族年金をもらっていますので、その範囲内で生活が何とか賄えています。 以前入所していた施設の職員も、時々見守っているようです。もちろん後見人のSさんも。 一番の心配は、18歳になって、遺族年金が止められたそのあとの生活です。
今O君は、ちょっとヘコンデいでいて、次のことが考えられない、今後の生活のためにも働かなくちゃあという気になれないのです。
Sさんからの報告書には、そうしたO君の状況が、事細かに書かれていました。
後見監督人とすると、Sさんの悩ましい想い、O君の今後の生活に対して何もできません。O君が成人になると、未成年後見は終了します。完全にO君は自分で判断をしていかなくてはなりません。それまでに何とかO君の人生に、少しでも道筋をつけてあげたい・・・そうしたSさんを初めとして周りの人の温かい想いと行動に、後見監督人としても胸が打たれます。 |
04:37, Friday, Jul 29, 2011 ¦ 固定リンク
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