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一日中雨。こんな日は、読書が中心となります。少しは家の中の片づけをしたけれど・・。
立教大学山岳部の活躍が書かれた『遠き雪嶺』(谷甲州著)を読んでいます。 昭和11年、立教大学山岳部は、ヒマラヤ処女峰ナンダ・コート遠征を実施しました。登山史上では戦前に実現した唯一のヒマラヤ遠征といわれています。 隊長はOBの堀田彌一氏。堀田氏の在学中のめざましい立教大学山岳部の活躍もこの本の中に書かれています。日本の雪山に次々と挑戦し、記録を残しています。
ナンダ・コートの遠征には、経済的な事情や家庭の事情などから、5名の隊員で構成されました。毎日新聞社が後援となり、OB3名、学生1名、そして毎日新聞社から1名です。 この毎日新聞社の記者は、長野県の山ノ内町出身の竹節作太氏です。彼は、日本人初の冬季オリンピック (1928年・スイス・サンモリッツ)選手です。
昭和11年7月、隊員は神戸から出航します。 長い船旅、そして長いキャラバン。ベースキャンプ到着から2か月間の登山活動がなされます。今、第2キャンプ設営のところまで読み進んでいますが、装備一つとっても当時の苦労が忍ばれます。 ナンダ・コートに登頂できたのか・・。全員無事で帰国できたのか・・。
結果は知っていても、その結果に至る人間の極限と葛藤、そしてヒマラヤ遠征に対する想いに、この本で触れてみるのもいいかもしれませんよ。 日本の登山史であり立教大学山岳部の登山史でもあります。 感動! |
06:07, Sunday, Jun 26, 2011 ¦ 固定リンク
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