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ちょうど1年前にチャレンジして、時間切れで途中で断念した阿弥陀山。 昨年初冬に、別ルートからチャレンジして、どうしても渡渉ができずに断念した阿弥陀山。 今積雪期に子鉢山や前烏帽子岳、焼山を登った時にも気になった阿弥陀山。 3度目の挑戦でした。 想いは山頂に安置されている阿弥陀様。1年前と同じコースから入山しました。1年前は、残されていた雪渓を登り詰めようとしましたが、アイゼン、ピッケルとも持参しなかったために思わぬ時間がかかり過ぎました。今回は、アイゼンもピッケルも持参しています。 このコース、見滝という部落のドン詰まりの烏帽子岳登山口から入ります。
途中烏帽子岳頂上直下から分岐し、阿弥陀山を目指すようになります。 烏帽子岳も登山道は地図に載っていません。しかし烏帽子岳までは、道は整備されており危険なところはありません。 実は昨年烏帽子岳と阿弥陀山を目指して歩いた時も、この登山道に感激(?)したのです。ないと思っていた登山道があった・・。
烏帽子岳までは、山の花々と語り合いながら、ルンルン気分で足を進めます。
今年初の出会いのチゴユリです。
ユキツバキ
サンカヨウ
シラネアオイ
のんびりした気分も、烏帽子岳頂上直下の分岐からいよいよ阿弥陀山へのルートを取り出すと、やや緊張が高まっていきます。不動沢までは荒れた道が続きます。 そしてたどり着いた不動沢。ここの雪渓が、1年前は厄介でした。
ここからルートファインディングが必要になります。雪渓から尾根に取りつく場所を判断しなければなりません。 昨年より雪が多いのですが、すでに雪解けも進んでいる個所もあって、滝になっているところもあります。 と、偶然目についたのは、尾根に取りつく地点の印のテープ。昨年は見当たらなかったけれどなあ〜と思いながらも、素直にそこから尾根に取りつきました。
此処からはすごい藪漕ぎが始まります。同時に雨が降り出し、大した雨ではないもののカッパを着用。汗で濡れたのか雨が染みたのか、靴の中までグチョグチョでした。 気持ちが折れそうになりますが、制限時間一杯頑張ろうと、そしてもし時間切れになれば、また次回!と自分で背中を押します。 尾根に取りついてからは写真の記録を残すところではありません。藪漕ぎと急登が連続し、雨で足元はすべるし、しかし想いはやはり阿弥陀様。
やがて雨が止む頃、山頂に到着しました。突然藪がなくなったと思ったら、山頂に飛び出たのです。 「阿弥陀様がいる」
阿弥陀様の存在を知ってから、ず〜と会いたかった。その阿弥陀様の前で手を合わせ、しばし語らいます。 ほとんど人のこないこの山頂で、年に数えるしか登ってこない登山者を何年も待ち続けている阿弥陀様。そしてこれからも来るかわからない登山者を待ち続ける阿弥陀様。感動です。
すっかり雨が上がった山頂からは、周囲の山々がお目見えしてくれました。これまた感動。苦労が癒され、阿弥陀様の心かな、と思います。
烏帽子岳。ここからの姿はカッコいいです。
阿弥陀山の南峰
駒ヶ岳(右)と鬼ヶ面山
鬼ヶ面山(右)と鋸岳
再び烏帽子岳とその右奥に鉾ヶ岳と権現岳が見えます。
山頂に咲いていたアカモノ
山頂で過ごす時間は、やがて周りがガスで覆われフィナーレを迎えました。もう一度阿弥陀様の前で手を合わせ、想いだけを残して下山に取り掛かりました。
途中顔を出した阿弥陀山。正面のピークに、今まで立っていたのです。
そしてここからは里山のように見える烏帽子岳。
烏帽子岳は眺める場所によって形がずいぶん違いますが、阿弥陀山はどこから眺めても格好がいい。
全容がわかる場所で、歩いたルートを確認。今度はいつ阿弥陀様に会えるのだろうかと・・・、この後は振り返ることなくひたすら山を下りました。 |
17:05, Sunday, Jun 19, 2011 ¦ 固定リンク
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