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N県立高校の学校評議員会が開催されました。年に3回ある学校評議員会も、この年度末に開催される評議員会はいつも楽しみです。1年間の総まとめとして、3年生の何人かの生徒が、学校生活を語ってくれるからです。
感激したのは、高校を選択する時点で目標意識がはっきりしていること、卒業後の進路をしっかり定めて3年間勉強したことです。
生徒会長のKさんは、生徒会長としての苦労はあったけれど、コミュニケーション能力がついたということが大きな収穫だった。文化祭では遣り甲斐があったといっていました。
Fさんは、家庭の事情で部活が出来なかったので、その代わりに学校行事で出来ることを成し遂げようと取り組んだ。その経験を今後活かしていきたいといっていました。 Fさんの「出来ないからいい、ではなく代わりに取り組めるもの」を探して取り組んだ姿勢に、彼の今後の歩んでいく姿が見えます。教えられました。
Yさんは、「社会に出て、すぐ役立つ人材になる」ことを意識して3年間過ごしました。勉強することが好きになった3年間。県職の公務員試験に合格し、この4月からは社会人です。 「公務員は税金で給料が支払われているのだから、長野県をよくしたい気持ちを持っている。」と言っていました。彼女の輝くような笑顔を皆さんに見てもらいたいくらい。
3人の共通したことは、この高校で学べたことが嬉しかったということ、そしてしっかりと人生の目標を定めて歩みだしたということです。 高校教諭とすると生徒との関わりは大変だと思いますが、それを受け入れる生徒たちの器が、このように磨かれ少しずつ大きくなっていくのを見ることは、学校教育に携わっている者の喜びだと思っています。 |
05:12, Tuesday, Mar 08, 2011 ¦ 固定リンク
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