広州アジアパラ競技大会の陸上10000m(T12)は、参加人数が足りず、メダルがもらえない「ノンメダルイベント」でした。 H選手は、32分32で、セカンドベストで走りました。1位の成績です。ということは金メダル!
「ノンメダルイベントにも関わらず、スタジアムの大観衆からの応援がスゴく、中国と日本、国は違っても心はひとつだと感じました。世界はひとつ、人々の心もひとつです。」 というH選手のコメント。 「世界選手権に向けて、またその先にむけて、淡々と努力を重ねていきたいと思います。今はまだまだ日本代表として恥ずかしい走りしかできません。でも、いえ、だからこそ、もっと強くなりたい、もっと速くなりたい。純粋にそう思います。 今回のアジパラでは悔しい思いもしました。それを肥やしに、上を目指したいです。」
若いH選手のこうした前向きな気持ちは、周りの者を勇気づけます。 さあ、次は世界選手権です。 |