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ある法人の社長交代の時を迎えました。現社長は高齢になったため、後継者を長男に指名し、現社長は会長に、専務であった長男は社長に就任しました。そのための株主総会と取締役会が開催され、今登記の手続きに入っています。
多くの法人の社長交代劇を、今まで見てきました。
先代が築いてきた法人の歴史を、次世代が担うプレッシャーは、それぞれにあると思います。それだけに社長がまだ元気なうちに経営者の世代交代をし、スムーズに引継ぎをするケースがいいのかもしれません。
「先生は、歳はいくつですか？」
と新会長に聞かれ、
「一番聞かれたくないことです！！！」
と返したら
「いえ、一番聞きたいことです。ず〜っと我が会社のことを頼みます。」と涙ながらに頭を下げられました。
誰もがいつかは現在の立場から身を引かなくてはならないときが来ます。自分が築き上げたものを、次世代にバトンタッチし、それを見守っていく立場にいつかはなります。
そんな時の、この新会長のような「潔さ」は、爽やかなものを感じると共に、新会長の一言に、自分の責任を感じています。
共に歩くとは、こういったことだと思っています。
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04:57, Wednesday, Oct 06, 2010 ¦ 固定リンク
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