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台風の影響で宿泊した船窪小屋。そこは、癒しの空間でした。 びしょぬれになって辿りついた小屋の戸を開けると、お母さんと呼ばれている小屋の主の一人が駆け寄ってきて、「熱いお茶を、まずどうぞ!」と、ほほ笑み一杯の優しさで迎えてくれました。 船窪小屋はランプの小屋で有名です。ランプだけでなく、お父さんと呼ばれている小屋の主とお母さんの温かいおもてなしに、リピーターが多い小屋です。 小屋泊まりだけを楽しみに来る人も大勢いるのです。
テント泊のつもりで船窪小屋までやってきたのですが、雨にぬれた体はやっぱりつらい。小屋の素泊まりを決め込みました。ということは自炊です。 宿泊客と一緒の部屋での自炊。お母さんが、天ぷらをサービスしてくださいました。アザミの葉の天ぷらは、水場で採れるそうです。 「一皿余ったから・・」ということでしたが、今になって思えば、わざわざ私のために用意してくれたような・・。
小屋のお父さんとお母さん、そしてネパールからやってきたサーダーのテンパーさんです。
温かい布団も羽毛布団が用意され、静かな夜が更けて行きました。 廊下と囲炉裏ばたには、一晩中優しいランプの灯が燈され、正に天上の世界。
翌日は、晴れ渡り小屋の前でお母さんと記念撮影です。
船窪小屋は、小屋から出かける登山者の安全を願って鐘を鳴らしてくれます。それは、小屋から登山者の姿が見えなくなるまで鳴らし続けてくれるのです。
翌朝出かけるとき、「ゆっくりいきなさい」と手を握って送り出してくれたお母さん。 そして鐘の音を耳にしながら何度か振り返り手を振り続け、烏帽子岳を目指しました。 船窪小屋は、皆の癒しの小屋です。 |
21:03, Saturday, Aug 14, 2010 ¦ 固定リンク
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