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相続の手続きを依頼されてから約2年、遺言執行者に就任して1年余りがたちました。ここでやっと遺言執行者としての任務が終了し、全ての財産を受遺者に引き渡しました。
相続が発生したのは平成15年。被相続人から預かっていた風呂敷包みを大切に保管していた人は、ある寺の住職です。そろそろ整理しなくては・・と風呂敷を開けたら、中から遺言書が出てきました。自筆証書遺言です。
まず遺言書の検認手続。 相続人は兄弟姉妹、甥、姪のまで及び、おそらく面識のない人たちがほとんどと思われました。総勢16人です。 案の定、家庭裁判所での検認には、誰も立ち会いませんでした。 遺言書の内容は、全ての財産をある寺に遺贈する、という内容でした。
遺言執行者が指定されていませんでしたので、これも家庭裁判所に遺言執行者の選任の申し立てをし、審判により私が遺言執行者に就任したという訳です。
遺言執行者に就任したという相続人への通知、遺産目録の作成、遺言書による名義書き換えと同時に受遺者への引き渡し、遺言執行顛末報告書の作成と相続人及び受遺者への通知。簡単な流れのように思われますが、この間いろんなことが発生して、私が風呂敷と出会ってから、実に2年が経過したのです。
関係書類を受遺者に引き渡したときは、なぜか胸が一杯になりました。 感謝とねぎらいの言葉も頂きました。 一つ一つの出会いと仕事は、同じものがありません。それだけにこうして心に残る仕事は、実績簿の中でも、ひときわ輝いています。
後は、家庭裁判所に報酬付与の申し立てをするだけとなりました。 着手してから完了までの関係資料をすべて添付して、申し立てをするようになります。今回の遺言執行手続きの報酬は、自分で勝手に決められないところが、これまたいい・・と思っています。 |
05:11, Thursday, Aug 05, 2010 ¦ 固定リンク
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